魅惑の米国高配当株 アルトリア・グループ(MO)コロナ禍でも増配

高配当株

こんにちは、のこりんです。

今回は米国高配当株の中でも連続増配し、高配当のアルトリア・グループ(MO)株について分析していきたいと思います。

高配当銘柄は好きだけど、タバコ株はちょっと怖い、米国株はよくわからないからなかなか手を出しにくいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際に少し前までの私も将来性がないのかなぁと・・

国内の銘柄すらよく分からないのに、外国の銘柄ってなんてと考えていましたが、少しずつ銘柄のことを知ることができると不安も解消され論理的に銘柄を判断することができるようになってきました。

漠然と不安を抱えたままだといつまでも判断ができず、購入するのか・しないのか迷うばかりです。

購入しないと判断したなら、次の銘柄を探してご自身に最適な銘柄を探していきましょう!!

ただ、判断するにも情報がないと判断ができないので私なりにアルトリアの銘柄について記事を書いてみました。決して購入をおすすめするものではありませんので、客観的に判断して頂けたらと考えています。

アルトリア・グループ(MO)ってどんな銘柄なの

名前にグループと付く通り、色々な企業を傘下に収めています。

「マルボロ」や「バージニアスリム」といった紙タバコの製造・販売をメインに事業展開している企業です。最近では無煙タバコと呼ばれる電子タバコ(アイコス)にも力を入れて展開しています。

なお、事業としては97%がタバコ(紙タバコ:88%、電子タバコ:9%)で、残り3%が食品事業のワインとなります。

大手タバコ企業と考えて間違いないですね。

なお、冒頭に色々な企業を傘下にと書きましたが、アルトリアの傘下には「フィリップモリス」というタバコ企業があります。

この「フィリップモリス」は米国内のタバコシェアの47%の占めているんです!!

「フィリップモリス」と言っても「フィリップモリス USA」と「フィリップモリス インターナショナル」という企業が存在します。上記で説明したのはUSAの方になります。米国は訴訟大国であり、タバコという健康に害があるサービスを提供するため、リスク回避のため国内・国外で展開する企業を分けています。

「フィリップモリス インターナショナル(PM)」の方が気になるという方が居れば、以前記事を書いたことがあるので見てみてください。

米国高配当銘柄のフィリップ モリス インターナショナルを購入
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株価

2020年12月27日の時点で1株の価格は41.72ドル(約4,380円)となっています。

直近では2017年6月の高値77.29ドル(約8,038円)を記録したから今までずっと右肩下がりで下落し、35ドル~45ドル付近でもみ合っている感じですね。

ちなみに、3年6ヵ月で約46%も株価が下がっています・・

2017年6月で購入し、今まで保持をしていたらじわじわと資産が減少し、ざっくり半分になってしまう計算!!

これは耐えられませんね。

配当以上に株価が下落したら意味ないですよね!!

株価の騰落率(とうらくりつ)を計算する方法

一般的に騰落率は証券の画面に自動的に表示されていますが、ご自身で下落や上昇した割合を導き出したい時は以下の計算式を使うことで算出できます。

騰落率(%) = ( 1 ー 当日の株価 / 前日の株価 ) × 100

配当

出典:Dividend.comより

上記はDividend.comというサイトより調べた配当金履歴になります。

各項目意味
CALENDAR YEAR PAYOUT年間の配当金
CALENDAR YEAR PAYOUT GROWTH年間の増配率
PAY DATE配当金支払い日
DECLARED DATE配当金の発表日
EX-DIVIDEND DATE権利落ち日
PAYOUT AMOUNT1株あたりの配当金

2019年は1株当たり3.28ドル支払われたという事が分かりますね。

そして2020年は1株当たり3.4ドル支払われ、増配されていることが分かります!

コロナの影響があってもしっかりと増配をする株主還元素晴らしい~

なお、すでに2021年の配当金も発表されて1株あたり0.86ドルを維持していますね。

現在の株価41.72ドル(約4,380円)で計算した場合・・

配当利回りは魅惑の8.14%!!

3.4ドル(1株あたり年間配当金) / 41.72ドル(株価) ≒ 0.0814

これは高配当株投資家なら嫌でも目を引きますよねw

連続増配

高配当に目を奪われがちですが、アルトリアは連続増配企業としても有名で、配当王銘柄です。

今年も増配となったことから、なんと連続増配年数は51年になりました。

S&P500の採用銘柄で25年以上、連続増配している銘柄を配当貴族と呼びます。そしてさらに50年以上、連続増配している銘柄を配当王と呼んばれています。

配当性向

現在のアルトリアの配当性向は83.33%です!!

アルトリアは高配当、連続増配している銘柄だと分かりましたが、高配当好きや安定したキャッシュフローが欲しい方は、配当性を気にしますよね!!

だって、今後も安定的に増配して欲しいですからw

今後のタバコ市場について

出典:Grand View Research

上記はGrand View Research(グランドビューリサーチ)という市場調査会社が、米国における2027年までのタバコ消費量について予測を発表しているデータになります。

これを見ていくと2020年以降も年3.1%の増加が予測されています。

この増加要因としては、女性や学生といった若い世代での消費が増加しているためだとサイトで述べられていました。

また、世界的に見てもタバコ需要は増加しています。

中東やアフリカといった途上国では年4.4%で増加すると予想されています。

どんどん経済発展することで、嗜好品のタバコも吸われるようになるんですね!!

タバコ株はESG投資といった逆風があり、急激な株価上昇などは考えにくいですが、今後もタバコ株は安定的な配当は生み出してくれるのではと個人的には考えています。

感想

現在、フィリップモリス インターナショナル(PM)の株は保有しておりますが、アルトリア・グループ(MO)もポートフォリオに入れたいなと考えています。

理由としては配当利回りを底上げしたいためw

でも、同一業種に偏った投資をするとリスクも高いので、資産の数%だけにしたいと考えています。

またすぐに購入するのではなく、タイミングは見計らいたいと考えています。

高配当株投資は購入するタイミングが非常に重要なため・・37ドル付近で購入できたらと考えています。

皆さんはどのようなお考えでしょうか。

コメントを頂けると嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとう御座いました。

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