2021年3月19日にBloombergで米国高配当ETFのSPYDの3月に支払われる一株あたりの配当金が発表されました!!
その金額は一株あたり・・・0.636159ドルです。
前年の2020年3月と比較するとなんと60.5%の増配です!!
本記事ではSPYDを保有している方や保有はしていないが高配当株に興味がある方に向けに、SPYDとは、配当金・配当金推移や増配理由、業種別比率などについて解説していきます。
米国高配当ETF SPYDとは
既にご存知の方も居るとは思いますが、復讐もかねてSPYDについて解説します。
なんか、色々と用語を並べて書いたけど・・
投資のプロが配当利回りの高い、いい感じの銘柄を詰め合わせした物だねw
配当金・配当金推移
出典:Bloomberg
2021年3月19日に発表された一株当たりの配当金は0.636159ドルでした。
正直これだけ見ても増配?減配?
分かりませんよね!?
SPYDは年に4回配当が支払われるので、詳細な金額は覚えてられません!!
なので、一緒に確認をしていきましょう!!
なお、年間で配当金の波があるので前年同期比で比較していきます。
調べてみると以下の表の様になりました。
配当月 | 2020年度 配当金 | 2021年度 配当金 | 増減率 |
3月 | $0.3962 | $0.6362 | +60.5% |
6月 | $0.3657 | – | – |
9月 | $0.2636 | – | – |
12月 | $0.6066 | – | – |
合計 | $1.6321 | – | – |
前年比率:(0.6362ドル - 0.3962ドル)÷ 0.3962ドル × 100 ≒ 60.5%増加
表で見ると一目瞭然ですね。
めっちゃ増えています!!!
また、2020年はコロナショックをもろに受けましたが、12月は持ち直して前年同期比で増配していたのにその配当金額も超えてきました。
配当金が増配された理由
配当金が増えたのはいいけど・・・何で増えたか気になりませんか!?
その理由はとしてはシンプルです。
SPYDは毎年1月と7月に80銘柄で構成されている銘柄の入れ替え(リバランス)をおこなっているんです。
配当が低くなった銘柄を売って、配当が高い銘柄にリバランスする。
これにより、3月の配当金が大きく増配されたわけですね!!
このままの配当金推移を保てるかは要チェックしていかないといけませんが、3月に関してはSPYDホルダーは大勝利です!!
業種別構成比
出典:ステート・ストリート社
SPYDは配当利回りの高い80銘柄に平均分散的に投資していきます。
若干の偏りはありますが、気にするほどでもないので個々の銘柄を確認するより、どの様な業種に比重が寄っているかを確認するのが重要だと考えます。
上記はステート・ストリート社のHPからの引用になります。
これを見ると「金融」や「不動産」、「エネルギー」銘柄に偏っていることが分かりますね。
配当利回りが高い銘柄に投資するイコール人気が無い銘柄を買うということになるので、業種的にはこの様な傾向になります。
ただ、個別で買うとハイリスクですが、80銘柄に分散投資し、かつリバランスもプロにお任せでやって頂けるので、その点がETFの利点ですね。
今後の配当利回りは!?
株価チャートを見て頂くと分かるのですが、2021年3月18日時点で38.36ドルです。
2020月3月のコロナショックによる大暴落から時間は掛かりましたが、回復して暴落前の株価になっています。
そのため今買っても配当利回りが・・・っと考えますよね!?
しかし、今回の一株あたりの配当金が維持されたと仮定した場合、今の株価でも配当利回り6.6%です!?
0.6362ドル × 4回 = 2.5448ドル
2.5448 ÷ 38.36 × 100 ≒ 6.6%
安直かもしれませんが、この配当利回りだったらまだまだ高配当銘柄っと言えますよね!!
まとめ
今回は2021年3月の米国高配当ETFのSPYDの3月度の配当金について記事を書きました。
結論としては、60.5%の大幅増配!!
増配の理由としては、1月に実施されたリバランスの影響でしたね。
また、今の配当金が残り3回維持された場合、現在の株価でも配当利回りは驚異の6.6%!!
株高でもう買うのを控えていましたが、この配当金推移なら買い増し・購入もありかもしれませんね。
ただ、大事なご自身のお金なので、投資の判断はご自身でしっかりと考えて自己責任で投資していきましょう。
最後まで読んで頂きありがとう御座いました。
少しでも有益な情報が提供出来ていら嬉しいです。
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