今回は株式投資の基礎の基礎である「ローソク足」について解説します。
教科書の最初の1ページに載ってるくらい基礎的な内容ですが、とても大切な内容です!!
しかし、なぜか基礎を疎かにし、有名な投資家の言うことを鵜呑みにして投資する方も多いと思います。
彼らは何の責任も負ってくれません・・
自分の大切なお金を守るためにもしっかりと知識を持って投資という戦場に出かけましょう!!
この株式市場ではプロと言われるムキムキに知識武装した専用のトレーダーが待ち構えています。
何も知らず、裸で突っ込んで行ってもカモにされるだけです。
偉そうな事を言っていますが・・
実は私もまずは経験しないと始まらないと思い株式市場に突っ込んで行き、痛い目にあった一人です。
幸いな事に小額の投資だったので、株式市場から退場することは無かったのですが・・
私みたいな経験をする方を少しでも減らせば、そして日本の金融リテラシーが少しでも上がればという思いで本記事を書いています。
長々と書いてしまいましたが、本記事を読む事で「ローソク足」の基礎について理解できます。
株式投資を始めて日が浅い方や今までローソク足について、学習してこなかった方には有益な情報です。
ローソク足とは
チャートソフトにより若干の違いはありますが、皆さんが良く目にしているチャートは上記の様な物だと思います。
ちなみに私はTrading Viewを使っています。気になる気になる方は以下記事を見てみてください。
この表示されている一本一本の線がローソク足と呼ばれるものになります。
つまりローソク足とは・・
株価の値動き(始値、終値、高値、安値)を1本のローソクの形で表現したものです。
なお、そのローソク足の下にあるのが出来高 or ボリュームと呼ばれる取引量になります。
ローソク足の種類
ローソク足は2種類しかありません。
それは「陽線」と「陰線」です。
- 始まった値段よりも終わった値段が高ければ陽線と言います。
- 始まった値段が終わった値段よりも低ければ陰線と言います。
ローソク足の読み方
ローソク足がどの様に表されているか、陽線を例に解説します。
これが分かれば自ずとローソク足が読めるようになります。
例)日足(陽線)とした場合
- 9時に株式市場が開き100円で始まりました。(始値)
- その後100円から80円まで一時的に値段が下落しました。(安値)
- その後170円まで上昇しました。(高値)
- 15時の株式市場が閉まる時には150円になりました。(終値)
100円で始まり、150円で終わったので、その幅がローソク足の実態になります。
また、100円より下や150円より上に行った所を下ヒゲ、上ヒゲと言います。
株価上昇の本物を見極める
冒頭の「ローソク足とは」でも書きましたが、大切なので2回言います!!
ローソク足の長さは出来高とセットで見てください。
ローソク足の長さは出来高とセットで見てください。
何を伝えたいのかと言うと、ローソク足の長さは出来高と比例すべき内容なのです!!
急に何を言い出している!?
うぅ、良く分からないよ~
ごめん、ごめん。
具体的な例がないと分かりにくいよね。
以下はチャートの一部を切り取った物になります。
ローソク足が上昇するにあたり、出来高も上昇しているのが分かるよね。
このローソク足の実態の長さと出来高の大きさが比例するのが、本物の上昇と言われているんだ!!
なるほど・・
じゃあ、偽物の上昇ってどんなの!?
本物の上昇ってあるなら偽物がどんなのか気になるよね。
それじゃあ、偽物の上昇について解説するね。
偽物の上昇チャート
偽物の上昇は、ローソク足が上昇しているのは一緒なんだけど・・
出来高は次第に減少している。
また、一番上のローソク足を見てみるとローソク足の実態は長いけど、出来高は少なくなっていて比例していない。
本物の上昇とは本物の上昇する場面は、ローソク足の実態の長さと出来高の大きさは比例します。逆に比例しない場合は偽物の上昇という場面の可能性があるので注意が必要です。そのためローソク足と出来高をセットで見る癖をつけて本物と偽物を区別できるようになりましょう!!
ローソク足の基本パターン
基礎といってもローソク足のパターンは数多く存在します。
そのため基礎の中でも個人的に多く目にする3パターンを解説します。
ローソク足 上ヒゲ
上ヒゲ
取引時間中にぐっと株価が上昇し、高値を付けたんだけど取引終了には株価が下がった状態。
これは何を意味しているかと言うと買いが続かなかったことを意味します。
つまり、この上ヒゲが出た場合は、下落に方向転換しやすくなります。
ローソク足 下ヒゲ
下ヒゲ
取引時間中に株価が下落したが、売りが無くなり逆に買いたい人が増えてどんどん株価が上昇している状態。
これは何を意味してるかと言うと売りが弱まったことを意味します。
つまり、この下ヒゲが出た場合は、上昇へ方向転換しやすくなります。
ローソク足 十字線
十字線
売りと買いがきっこうし、株価が動かない状態。
これは何を意味しているかと言うと株価が迷っていることを意味します。
つまり、この十字線が出た場合は、株価が上か下に方向転換しやすいです。
まとめ
今回は株式投資の基礎である「ローソク足」について記事を書きました。
その中で「ローソク足とは」・「ローソク足の種類」・「ローソク足の読み方」・「ローソク足のパターン」の解説をしましたね。
また、少し踏み込んで本物の株価上昇を見極めるポイントも合わせて解説しました。
覚えていますか(笑)
ざっとおさらいで以下にまとめます。
重要ポイント
- 株価(ローソク足)と出来高は一緒に見る
- 株価(ローソク足)と出来高が比例して上昇していれば本物の上昇である
- 株価(ローソク足)と出来高が比例しない上昇は偽物の上昇の可能性がある
私が解説した内容は基礎の基礎です。
また、本記事を書かせて頂くにあたり以下の本を参考にさせて頂きました。
出来高・価格分析の完全ガイド 100年以上不変の「市場の内側」をトレードに生かす
長いタイトルで何だか難しそうっと思いますが・・
この本はこれから株式投資を始められる方向けの内容になっています。
株式投資をされている中では結構有名な本の1つですね。
この本一冊でローソク足・出来高について理解することが出来ます。
気になる方は是非、サンプルもあるので自分に合うのか判断してみてください。
最後まで読んで頂きありがとう御座いました。
この他にも投資の参考になる本のレビューも書いているので良かったら見てみてください。
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