こんにちは、のこりんです。
今回は日本株の高配当といったら必ず名前が出てくる「日本たばこ産業(JT)」の第3四半期決算が発表されたので見ていきたいと思います。
JTの株が気になっているが、まだ株を買ってない人や株を持ってるけど決算資料は難しそうで見たことない・・・見方が分からない人向けに分かりやすくかいつまんで、記事に出来たらと考えているので読んで判断してみてください。
そんな私も数値や難しい用語が並べられた資料は苦手ですが、頑張って読みましたw
もし、分かりにくい部分があったらコメントで教えてください。
日本たばこ産業(JT)ってどんな会社なの?
まず初めに決算の内容を説明する前に簡単にJTという会社がどような会社なのか、簡単におさらいしておきましょう。
JTと聞いて連想するイメージは「たばこ」ですよね。
その通り!!社名にも入っている通りでたばこ会社です。
そのJTの事業とその売り上げ割合としては、以下のようになっています。
- 海外たばこ事業・・・60%
- 国内たばこ事業・・・28%
- 加工食品事業・・・・7%
- 医療事業・・・・・・4%
- その他・・・・・・・1%
国内と海外で会社全体の8割以上を占めているんですね!!
また、国内よりも海外たばこ事業の方が売り上げが高いんです。
へ~~ですよね!!
また、売り上げに占める割合は低いですが、「加工食品事業」や「医療事業」もやっている会社なんです。
第3四半期の全体実績
それでは早速JTの第3四半期決算の全体実績を見ていきたいと思います。
以下が2020年の第3四半期決算の実績の表になります。
右側の1-9月(第1~3四半期まで)の増減率を見るとマイナスになっています。
これは他の企業もそうですが、コロナの影響が大きかったことが考えられます。
しかし、一番下の「為替一定ベース 調整後営業利益」を見ると+6.3%のプラスになっています。
これは海外たばこ事業が順調に売り上げを伸ばしている一方で、他の事業がマイナスになっているということを現わしています。
上記のJTがどんな会社かという説明でも触れましたが、JTの売り上げの多くは海外たばこ事業なので、海外たばこ事業がうまくいけばJTの業績もプラスに転じます!!
それでは次にJTのそれぞれの事業がどの様な結果になっていたのか見て行きましょう!!
※本決算内容については、JTの公式ホームページに公開されている内容の抜粋になります。
詳しく確認したい方は以下出典よりご確認ください。
海外たばこ事業
右側の1-9月(第1~3四半期まで)の増減率を見るとマイナスになっています。
しかし、左側の7-9月の増減率を見ると去年と比べ+1.6%のプラスになっています。
また、GFB販売数量に関しては+4.2%のプラスです!!
GFB販売数量ってな~に!?
GFBとはグローバル・フラッグシップ・ブランドの略で「ウィンストン」、「キャメル」といったお高いたばこの銘柄を指しているんだ。
その高価格帯の銘柄の売り上げが好調だったてことだね!
そして一番下の「調整後営業利益率」のカッコを見るとプラスになっています。
これは為替で計算した場合、プラスになるよってことです。
JTのメインである海外たばこ事業が好調っということですね。
この要因としては、北ヨーロッパのイギリスやハンガリーでの売り上げが好調ということが決算資料の中で説明されていました。
国内たばこ事業
右側の1-9月(第1~3四半期まで)の増減率を見るとマイナスになっています。
また、左側の7-9月の増減率についても去年と比べ-1.3%のマイナスになっています。
これは紙たばこの需要が減っていることにあります。
今は電子たばこが主流になってきているためになります。
JTって電子たばこやってないの?
JTは「プルーム・テック」っていう電子たばこを販売しているよ。
ただ、今の電子たばこで多くのシェアを取っているのは、「アイコス」で「プルーム・テック」は国内のシェアで約25%程度なので、紙たばこの需要減少分を補えていません。
そしてコロナ関連でいうと日本の紙たばこは外国人の方にも好まれており、旅行で日本を訪れた外国人が免税店で大量の紙たばこを購入していましたが、今は旅行客自体が減少しているのでこのことも要因として挙げられています。
加工食品事業
1-9月(第1~3四半期まで)と7-9月(第3四半期)ともに「売上収益」と「調整後営業利益」がマイナスになっていますね。
この加工食品事業は「家庭向け」と「外食産業向け」の2つに分かれています。
また、家庭向けは巣ごもり需要もあって良かったそうなのですが、外食産業向けが悪化して全体としてはマイナスになっているとのことでした。
医薬事業
1-9月(第1~3四半期まで)と7-9月(第3四半期)ともに「売上収益」の増減率はマイナスになっていますが、「調整後営業利益」に関しては大きくプラスに転じています。
なんで売上収益が下がっているのに営業利益がプラスになっているの??
これは医薬品の研究・開発試験に多くの費用を投じていたんだけど、その研究・開発試験が終わってその分の費用が減少したことと、JT傘下の鳥居薬品の業績が良かったためです。
2020年の見込みは上方修正
第3四半期決算の実績より、前回の第2四半期決算に発表されていた2020年全体の実績予想が上方修正されました!!
一番左側の列が第2四半期決算時に出されていた数値で、「為替一定ベース 調整後営業利益」が5,090億円になっていましたが、その隣の列の第3四半期決算を見ると5,390億円と+300億円になっています。
この数値は前回はマイナスだったので、プラスに転じています。
株価が上がっている訳ですねw
個人的な感想
今回のJTの第3四半期決算はコロナの中でもしっかりと利益を出していることが分かり株主としては、一安心しました。
ちなみに私は2019年11月頃に500株ほど購入し、現在も含み損を抱えています。
しかし、JT銘柄に関しては長期保有で配当金を得ることを考えているので、減配しなければいいと考えています。
ただ、海外のニュースを見るとコロナの流行は収まっておらず、第3波などの報道もされています。ロックダウンすると業績にも影響してくると思うので、今後のコロナ関連のニュースにも気にしていきたいと考えています。
あと、少しで貰えるJTの株主優待が待ち遠しいですねw
JTからの株主優待は初めて貰うので・・・早く来ないかなぁ~w
まとまりが無い終わり方になってしまいましたが、以上で「高配当銘柄の日本たばこ産業(JT)の第3四半期の決算が発表された」の記事は終わりになります。
最後まで読んで頂きありがとう御座いました。
コメントなどもお待ちしていますので、お気軽にご意見・ご感想を頂けると助かります。
今後の記事の参考にもしたいと考えているので、是非宜しくお願いします。
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