植物を枯らしてしまう人に知って欲しい土の種類とその使い方を解説

ガーデニング

植物を育てようとしてもすぐからしてしまうといったことはないですか?

そんな方はまず適切な土を使っているか確認してください!!

ただ、園芸店、ホームセンター、ネットで「土」を探すと種類が多く、どれを選んだらよいのか分からない・・

そんな悩みを抱えたことはないでしょうか?

本記事ではそんな方にも分かりやすく土について解説します。

本記事は下記のような方に有益な情報です

  • 土の種類を知らない方
  • 土の本当の使い方を知らない方
  • ガーデニング初心者の方

今はそのまま使える培養土という土が主流になっています。

ですが、この培養土と一言にいってもいっぱいあります。

培養土とは?
野菜や観葉植物など特定の植物向けに用意された土で、すでに肥料も配合されています。また、培養土の種類によって肥料や水はけ・水もちが調整されています。

なぜ、お店で多くの培養土が販売されているのか?

多くの培養土が販売されている理由は、多くの植物が同じく販売されているからです。

植物はそれぞれ育ち方が異なりますし、原産地も異なります。

そのためその植物にあった土でないとうまく育ちません。

そんな事から多くの種類の培養土が販売されています。

土の種類・特徴

育てたい植物の専用の培養土をとりあえず買えばいいじゃんっと思われる方も多いと思うのですが・・

単品の土を理解して使えるようになると植物の生育をさせやすくなり、育てられる植物の種類の幅も広がります。

そのため覚えておいて損はありません!!

培養土はそのまま使える土ですが、単品の土の特徴を理解することで、自身で培養土を作ることが出来ます。

植物を「人」培養土を「ご飯」で例えてみると。

人は栄養を取るためにご飯を食べます。

ただ、人によって好みのご飯は異なります。

Aさんは五目ご飯が食べたい。

Bさんはワカメご飯が食べたいなど。

人それぞれにあった具材が混ぜ合わされたご飯が「培養土」なんです。

この培養土を使うことは決して悪いことではないのですが、使っていくうちに微妙に足りないといったことが頻繁におきます。

少しのために再度購入しにいくのも手間だし、量もそんなに多くなくていいっといったシーンも結構あるんですよね。

しかし、土の特徴を理解していれば、この具材があれば五目ご飯(培養土)作れるといったことが分かるんです。

もっと言ってしまえば、各具材が分かれば自身で専用のご飯(培養土)が作れてしまうんですよね!

しかも、下で紹介する代表的な土を理解するだけで大丈夫です。

良い土を判断するポイントとは?
排水性・保水性・通気性・保肥力(肥料を保つ力)の4つの観点で判断されることが多いです。

赤玉土(あかだまつち)

赤玉土は大定番の土になります。

この土は関東の方の土で掘られた土になり、粒の大きさによってふるい分けされています。

小粒、中粒、大粒といった感じに。

また、通常タイプと硬質タイプがあります。

一般的には小粒の通常タイプを使えば問題ありません。

特徴

排水性・保水性・通気性・保肥力の4つをすべて持った土になります。

そのためどの培養土にもオールマイティに使え、よりよくしてくれる万能タイプです。

ただし、この赤玉土自体には栄養分が含まれていません。

そのため赤玉土だけでは、植物は育ちません。

使うときは、通気性、排水性をキープできるように堆肥を入れることをお勧めします。

使い方

万能タイプで使える土ですが、この土は他の種類の土と比べて重量があり、水を含むとより重くなります。

言い換えると保水力が向上するんです。

春から夏は水やりの回数が増え大変だなといったことが多いと思いますが、この赤玉土を混ぜてあげると保水力が向上するので、乾燥による枯れを防止することが出来ます。

逆に寒い季節でいっぱいの赤玉土を混ぜてしまうと土が全然乾かなくなり、根腐れが起きやすくなるので、季節によって入れる量を変えてみてください。

あとは乾燥を嫌う植物には適している土なので少し量を多めにいれてあげる、逆に乾燥を好む植物には量を減らしてあげるなどの調整をしてみてください。

鹿沼土(かぬまつち)

次に紹介するのは、鹿沼土です。

この土も赤玉土に並ぶぐらい有名な土になります。

特徴

見た目が黄色っぽいのが特徴で、一見土っぽくないです。

そのため黄色=鹿沼土と覚えちゃいましょう!

また、この土は赤玉土と一緒で肥料分がゼロです。

その他にも赤玉土と共通する点として、排水性・保水性・通気性・保肥力の4つを兼ね備えています。

そのためこの土を混ぜて上げると土をグレードアップすることが出来ます。

赤玉土と鹿沼土では何が違うのか?

顕著に違う点としては、鹿沼土の方が排水性が高いです。

両方の土を持ったことがある人であればわかるのですが、赤玉土は重い、鹿沼土は軽いです。

鹿沼土は軽石の要素が含まれているため、めっちゃ軽いです。

使い方

排水性を重視したい場合、赤玉土を使うより、鹿沼土を使う方が良いです。

例えば乾燥を好む多肉植物などを育てたい時やよく根腐れさせてしまうことが人にはこの鹿沼土を使ってみてください。

軽石

でました。軽石。

これは鉢底に敷くので、聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?

ただ、ちゃんと特徴、使い方をおさえてますか!?

特徴

名前の通り、この軽石はとにかく軽いです。

そのため土の比重をぐっと下げ、土全体の重さを軽くすることが出来ます。

また、最大の特徴は通気性が抜群です。

めちゃくちゃ乾燥をさせることが出来るんですね。

軽石をじっくり見てもらうとわかると思うのですが、多孔質(いっぱい穴が開いている)です。

そこから水分を吸収し、蒸発をさせることが出来るんです。

軽石を入れすぎると土がめちゃくちゃ乾きやすくなり、乾燥しすぎる問題が出来てきてしまうので、注意してください。
水やり回数が増えてしまったり、保水力が無いのと同時に保肥力も無いので、肥料をあげても垂れ流し状態になってしまいます。

使い方

鉢底に敷いたり、培養土に2割程度混ぜてあげて、乾燥の好む多肉さん用の土をブレンドしてあげたりできます。

あと庭に植える場合でも重宝します。

庭は水はけが悪くて植物を枯らしてしまう方も多いので、排水性の効果をあげてくれる軽石は非常に適しています。

また、この軽石は石と名に付くように形が崩れにくいので、排水性を長くキープしてくれます。

なので、まず庭の土を一度掘り起こし、その掘り起こした底にどば~っと軽石を入れて上げると排水性の高い土壌ができます。

まとめ

今回は植物を枯らしてしまう人に知って欲しい土の種類とその使い方を紹介、解説しました。

いかがだったでしょうか?

いっぱい土はありますが、ここで紹介した「赤玉土」「鹿沼土」「軽石」の3つを覚えれば、植物にあった独自ブレンドの土も作れますし、家の残りの培養土に足して必要な分だけ土が作れちゃいます。

植物を枯らしてしまう原因の多くは土にありますので、よく植物を枯らしてしまう方は、土を見直してみてください。

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